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人の数だけ物語があるように、生あるものすべてに物語がある。
木、葉、花、風、大地・・・耳を澄ませば聴こえてきます。
植物にだって感動のストーリー。
<12月>
「師走 二八〇日のドラマはクライマックス 最期の親孝行」
色づき、散るのを待っているキウイの葉たちもかつては誕生の日があった。
葉がつき、花が咲き、実がなる。そして、いつかはその葉も散ってゆく・・・。その一連の流れは約280日間だといいます。そして聞き入るごとにその様はまるで人間模様だと感じました。ドラマティックに話してくださったのは島田さん。今回の書はその印象的な言葉をそのまま使うことにしました。


木を親と例えるならば、散ってゆく葉は子供。最期の時を前に、残された子供たちは最後の力を振り絞って、お世話になった親にお別れの挨拶をします。
それは散る時に親の身体にキズを残さぬよう、剥離(はくり)層というものを作ることでした。
強い風や人の手によって引きちぎられると、剥離層のないままになってしまい、親(木)に病気や障害が起こる可能性があるのです。それを葉である子供は知っていて親とお別れする時に最後の孝行をするわけです。
「お父さん・お母さん、ありがとう。いつまでも元気でいてね。そして、さようなら」・・・か。
風に揺られてざわめく黄色い葉を見ていると、胸の奥が締め付けられるようでした。


※これはキウイだけに限らず、落葉果樹におけるほとんどは、そのような行為が行われているのだそうです。素晴らしいですね。人間も見習いたいものです。

←まさに今、葉の根元と枝が離れようとしているところ。

12月の書 
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