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今回は、“雌雄異株”について、お話をお聞きしてきました。
福田さん 事務局
これって、“しゆういしゅ”って読むんですよね。
そうです。雌花と雄花を別の株につける植物のことを、そう呼んでいます。前回もお話ししたように、キウイは雌雄異株の植物です。
実は私、キウイの木と初対面の段階で、キウイにはすでに赤ちゃんキウイがぶら下がっていたんですよ。なので、キウイの雌花も雄花も見たことがなくって・・・。
そうでしたか。香粋が開花した時の様子なら、こんな感じです。
 
わぁ!白くて可憐な花がいっぱいですね。
雄花と雌花が分かりやすいのは、この写真かな。品種はそれぞれ違うんですけどね。
 
雄花
雌花
下の写真の中心にあるのが、え〜と・・・。
あ、これ?花の中心にあるのが、めしべです。めしべは、花柱と柱頭と子房から成り立っています。見えにくいけど、この中心の奥にあるのが子房で、これは後に果実となる部分。そして、子房からたくさん出ているのが、花柱です。花柱は、品種により異なるのですが、キウイでは、35〜40本くらいあります。
子房と柱頭と花柱を合わせて、めしべと呼んでいるんですね。そして、このめしべの周りにあるのが、おしべですよね。
そうです。おしべは、花糸と花糸の先端にあるやくから、成り立っています。やくの中に花粉があるのですが、雌花の花粉は発芽能力を持っていないのです。ですから、実をつけるためには、雄花の花粉が必要になります。
ということは、こちら(下の写真)の花粉は、発芽能力があるんですね。
はい。雄花の花粉が、雌花の花柱に受粉されると、花粉管が伸長して、子房に達します。そして、子房が膨らんで実になるのです。
え??花粉管が伸長する・・・んですか?
え??花粉管は、もともとあるものではないんですよ。受粉した花粉が発芽して花粉管を自ら伸長させながら、子房へと進んでいくんです。
なんだか、植物の生命感を感じますね。
そうですね。そして、受粉した時に出来る種の数が多い程、甘い実になります。ですから、人工的に受粉させることで、甘い果実が出来る確実性が高まります。ところで、キウイをハーフカットしたら見えるこの模様の・・・この放射線状にある筋と筋の間の数、これが花柱の数と同じなんですよ。
わぁ〜!!そうなんですか。ビックリしました。こうやって、ひとつの植物の色々なシーンを関連付けて見てみると、とても面白いですね!!



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